四国遍路ひとり歩き同行二人
徳島県(阿波ノ国) 『発心の道場』
第6日目 2005/4/2(土)
20番 鶴林寺

山門

観音像
第12番焼山寺に次ぐ阿波の三難所の一つに数えられ、歩くと山頂まで約4キロの急勾配の山道。山岳霊場の面影が色濃く漂う境内はうっそうとした老杉や檜に覆われている。弘法大師の合掌した手に鶴が舞い降りたという言い伝えから鶴林寺の名が。  おめでたい亀と鶴の朱印をいただく・・・鶴林寺での参拝の証にいただくご宝印は、本尊に「鶴」の姿が入った朱印だ。これに対し「亀」の朱印を押してくれるのが土佐の39番延光寺、鶴と亀とを一緒に並べると縁起が良く長生きが出来るという。 無論私も「鶴」の朱印をいただいた。
21番 太龍寺

奥が本堂階段登ると多宝塔

大師堂

山全体が竹薮?

民宿のママさんと
「一に焼山、二にお鶴、三に太龍、遍路泣く」と遍路を泣かせた「阿波の三難所」の一つ。海抜600メートルの太龍寺は山の山頂近くにあり、古くから「西の高野」と呼ばれている。 大粒のはげしい雨が降ってきた。昼を過ぎたので寺の軒下を借りおにぎりを頂く。いよいよ友達から借りたポンチョのお出ましである。何せ阿波の難所を二つ、一日で歩破したのだ・・・ネット仲間のご推奨である番外寺の慈眼寺へ行きたかったが、逆方向に24キロの由、とてもそんな元気は出ない。とにかく悪戦苦闘の末、民宿「山茶花」にたどり着く。ここのママさん、明るくて楽しい・・・私に夏のお遍路は止めなさい、10月の末から11月にかけてが良いと多くの遍路さんの体験談から教えてくれた。
夕食の時に食堂へ行くと昨日焼山寺で分かれた二人が他の人と一緒に来ているではないか! 疲れきってNさんのチャーターしたタクシーに便乗しての参詣をしたとのこと、バツ悪そうに照れ笑いのYちゃんとSちゃん。そのままYちゃんはNさんのタクシーに便乗するとのこと。彼女にとっては救いの仏であったようだ。 Sちゃん・・・翌日は私たちと同行するという。 花粉症も軽減しこの日は良く寝れた。