「一に焼山、二にお鶴、三に太龍、遍路泣く」と遍路を泣かせた「阿波の三難所」の一つ。海抜600メートルの太龍寺は山の山頂近くにあり、古くから「西の高野」と呼ばれている。 大粒のはげしい雨が降ってきた。昼を過ぎたので寺の軒下を借りおにぎりを頂く。いよいよ友達から借りたポンチョのお出ましである。何せ阿波の難所を二つ、一日で歩破したのだ・・・ネット仲間のご推奨である番外寺の慈眼寺へ行きたかったが、逆方向に24キロの由、とてもそんな元気は出ない。とにかく悪戦苦闘の末、民宿「山茶花」にたどり着く。ここのママさん、明るくて楽しい・・・私に夏のお遍路は止めなさい、10月の末から11月にかけてが良いと多くの遍路さんの体験談から教えてくれた。
夕食の時に食堂へ行くと昨日焼山寺で分かれた二人が他の人と一緒に来ているではないか! 疲れきってNさんのチャーターしたタクシーに便乗しての参詣をしたとのこと、バツ悪そうに照れ笑いのYちゃんとSちゃん。そのままYちゃんはNさんのタクシーに便乗するとのこと。彼女にとっては救いの仏であったようだ。 Sちゃん・・・翌日は私たちと同行するという。 花粉症も軽減しこの日は良く寝れた。 |