四国遍路ひとり歩き同行二人
徳島県(阿波ノ国) 『発心の道場
第4日目     2005/3/31(木)
 13番 大日寺

しあわせ観音より

本堂

しあわせ観音前
民宿より21キロメートルを5時間近く歩き続けヤットの事でたどり着いた。弘法大師が大日如来のお告げによって建立した寺。合掌する手の中に観音像をもつしあわせ観音もある。思わず御前で一枚パチリ。民宿で用意してくれたおにぎりにパクツク。
 14番 常楽寺
大日寺より約3.5キロメートル、鮎喰川のせせらぎを聞きながら約1時間で到着。暑くて汗が目に入る。鼻水をかんだタオルで汗も拭く、この際ナリフリかまっちゃいられない。境内の中心部を占める「流水岩の庭園」は、自然の岩盤が露出した断層をそのまま活かしている。本堂も大岩盤の上に建ち、野趣あふれる風景だ。

門前

大岩盤の上に本堂

大師像
 15番 国分寺

仁王門

本堂
常楽寺より約800メートル、寺間が近いと何か得したような気になるのは不思議だ。聖武天皇が天下泰平を祈願して、諸国に建立した66の国分寺の一つ。一般家屋の側を歩いていて気が付くのは坂東という苗字が多い事。そういえば元中日の投手・今のタレントの坂東はこの徳島の出身だ。
 16番 観音寺
国分寺より1.5キロメートル、町の中を歩き続ける。町の中はへんろ標識が少なく分りづらい。案の定通り過ぎてしまい、引き返す事になる。門の左右にはびっしりと寄進額が彫られた石碑がならんでいる。地域に溶け込んだお寺といったところ。さてさて本日の宿泊は料理旅館「鱗楼:ウロコロウ」だ。無理やりの宿泊予約であり、Kさんと相部屋ということになり、お互いの親交が深まる。会席膳でウマいもののオンパレード、翌日からの力となる事は間違いない。この日の出掛けに前日までの疲れからつい腰を下ろした岩にトガリがあり、ズボンを破いてしまった。女将さんにお願いし閉めてしまった洋品店に電話をしてもらい何とかはけそうなスボンを調達する。翌日の6時半には丈調整したズボンが旅館に届けられていた。 感謝!

本堂

門前にて