第2回 四国歩き遍路記   37番岩本寺〜土佐清水市へ
4/4(火)  曇 夕方になり雨 37番岩本寺 <TOP> <BACK> <NEXT>

36、325歩 25、42キロメートル            37番 岩本寺   宿泊:岩本寺宿坊

又もや今日も大失敗、岩本寺に向かい遍路道が二つ有り、一つは「そえみみず遍路道」後ひとつは「大坂遍路道」があるのだが、私は「そえみみず遍路道」を選択し歩き始めたツモリであったが、国道から遍路道に入る標識を又もや見落としてしまった様で、標識が無いので朝早く通りかかった人に聞くととっくに通り過ぎているとの事・・・30分以上の引き返しは抵抗が有り、国道56号でも七子峠には出れるとのことで延々と続く曲がりくねった山の登り道を自動車の排気ガスを嗅ぎ、やかましい騒音を聞きながら400メートルの高さまで一方的な登り道をトンネルもいくつか越え七子峠に到着。峠のレストランでコーヒータイムとしたところ、堀江さんが大坂遍路道を経て現れた。彼は私の話を聞いて大笑い・・・とうとう私に「国道遍路マン」なるニックネームをつけてしまった。夕方から又もや雨に降られ岩本寺に到着したが参詣は翌日にし、宿坊に直接入る事となった。 宿坊で北海道苫小牧からの夫婦遍路岡本さんに名刺を差し上げる。


土佐一本釣りの町

親切な遍路道案内

山桜

朽掛けた桜の古木

野生の鶏
4/5(水)  雨のち曇  片坂へんろ道

47、663歩 33、36キロメートル       岩本寺参拝 ・・・・・片坂へんろ道    宿泊:ホテル海坊主

朝から雨、6時より始まる岩本寺本堂での朝のお勤めに参加。天井の様々な多くの人たちによる絵の話しや食欲、色欲などの説教を聞いた後食事をとる。昨日大雨で参拝をしていなかったので、参拝をし納経をする。ポンチョとレインズボンを着け完全装備ただひたすら56号国道を歩く。途中へんろ道に入るが高いところから下るへんろ道であり、雨の中危険を感じつつの山くだりであった。途中休憩所の小さな砂利坂でスッテンコロリン、衣類はベタベタ、幸いに左手のスリキズのみと思ったが腰を打った様で以降のウォークにダメージあり。やっとの事でホテル海坊主に到着、午後4時であった。海鮮料理を売りにしているホテルであり、伊勢海老、鰹のたたき、海老の天ぷらなどなど大ご馳走であった。


岩本寺朝のお努め

天井の絵画


岩本寺仁王門

岩本寺本堂

大師堂

熊井トンネル案内

熊井トンネル

鹿島が浦

見晴らし台

見晴らし台景観
4/6(木) 晴れ  ・・・・・・・四万十川 を超え土佐清水市へ

54、444歩 38、11キロメートル           ・・・・・四万十川    宿泊:民宿「久百々」

ホテル海坊主を7時に出発、国道を四万十川に向けてスタートする。ホテルを出て30分もするとお遍路接待所があったが、宿泊先を出たばかりでも有るので通り過ぎようとしたら、お茶の一杯くらい飲んでいくようにと呼び止められた。四万十川の有名な渡し舟は老朽化で昨年の12月に廃止されたが、海辺の景色は良いので大廻りしていくようにアドバイスを受ける。海岸の大量の松ノ木林を通り抜けるとヨットハーバーがあり、大きな公園やらリゾートホテルなどが現れた。若者たちがサーフィンをして楽しんでいる。四万十川の大橋までバックし対岸に渡る。丁度昼時でもありマップで確認するとうどん屋とレストランがあるが雰囲気の良いうどん屋で食事する事にした。ぜひ食べてとお勧めの「青さうどん・・・四万十川で採れる青海苔が一杯入っていた」を美味しく食す。少し先のレストランは休日でうどん屋を選択したのは大正解だった。以降は山の中を走る21号線の歩道をてくてくと歩く。1620メートルのトンネルには参った!通り抜けるのに25分ほど掛かった。午後5時頃民宿「久百々」に到着する・・・ここの女将さんは快活で面白いし細かな気配りをしてくれる。遍路仲間に新たに兼古さんと大倉さんの二人が加わる。兼古さんは6回目の遍路で色々と詳しく、特に良い民宿を紹介してもらった。兼古さんや女将さんのアドバイスで明日からの遍路コースを変更する事になったが、一日の短縮は出来たのだが私にとっては厳しい距離制覇となり、よりダメージが増えることになった。


接待所の主

クジラに会える町

キレイな橋

土佐の大公園

四万十大橋

橋の見晴らし所

下流を望む

青さうどん

1620メートルの
伊豆田トンネル

トンネル案内