16 (16)いよいよ結願です
国分寺町の宿を早朝に出発し、白峰に登っていくのだが、なんとか標高380メートルの第81番白峯寺(しろみねじ)と第82番根香寺(ねごろじ)の尾根の中間点に達する。 まずは、険しい上り下りの・・・・・・・・・
15 (15)家族的団欒の人気民宿
人気の有る民宿はたくさんあるが、雲辺寺(うんぺんじ)7キロ手前の民宿「岡田」は超人気民宿で早めに予約を入れる必要があり、三日前に予約を入れたのだが、滑り込みセーフといったところで私だけが4畳半の一室となった。 夕方の5時頃に到着したのだが、親父さんがニコニコと「本日の一番遅いお遍路さんの到着で〜す・・・・・・・・
14 (14)心温まるお接待に感動
第60番・横峯寺(よこみねじ)は、西日本の最高峰石鎚山の北側中腹に位置(H745)し、山霧けむる深山の道場である。
  ビジネス旅館小松の女将さん手製の遍路マップによれば、足の遅い人で往復7時間はかかるという。一昨年ご一緒した遍路友達はその前の年の台風で小松市からの遍路道が遮断され遠回りで苦労しての参詣だったと聞く。なるほどアチラコチラに修復の跡
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13 (13)名物さば寿司と豚のしゃぶしゃぶで元気モリモリ!
円明寺(えんみょうじ)から第54番・延命寺(えんめいじ)までが35キロメートルとすこし遠い。 松山市から北条市、菊間町、大西町を経て今治市へと、瀬戸内海沿いに来島大橋をめざして歩くことになる。 ぜひ寄ってみるようにと遍路先達から教えられていた国道196号沿いに海に突き出すように店を構える『海賊うどん』があった。小さな店だが、究極の素材を最高の業でしあげた名物さば寿司・・・・・・・・・・
12 (12)無事に結願できますように、わたしの足をお護りください!
明け方には夜どうし降っていた雨もあがり今日も天気ヨシ、久万高原町の宿を出立。 標高720メートルの三坂峠を越えて46番札所浄瑠璃寺(じょうるりじ)についたのは昼近くだった。境内には仏足石や仏手花判(ぶっしゅかはん・仏の指紋)があった。仏足石は素足であがるようにとある・・・・・・・
11 (11)一夜も十夜の橋と思ほゆ
3回目の感動とボヤキのひとり歩き遍路旅の始まりである。 明石寺から第44番大寶寺(だいほうじ)までが、また遠かった。 大洲市から内子町を過ぎ、大瀬集落を通り、標高570メートルの下坂場(しもばんば)峠を越え、さらに標高790メートルの鴇田(ひわた)峠を越える70キロメートル、三日間の道のりだ・・・・・・・・・
10 (10)菩提の道場・伊予の国へ
次の第40番観自在寺(かんじざいじ)まで30キロメートル近い。 早朝に宿を出て宿毛(すくも)市内をぬけ、松尾峠を越えていよいよ菩提の道場、伊予の国愛媛県に入った。 菩提(ぼだい)とは、煩悩を断って悟りを得て、極楽往生へと至ること・・・・とあるが、俗人である私には煩悩を断つ事は難しく、極楽浄土への道は遠い様である・・・・・・・・・・・・
09 ( 9)鶴亀そろった!
中村市に入ると、日本最後の清流といわれる四万十川を渡る事になるのだが、有名な渡し舟は老朽化のため平成17年の12月に廃止されたとの事、情緒の有る渡し舟と聞いていたので残念ではあった。途中の接待所で四万十大橋への近道を通らず、海辺の景観が良いので敢て大廻りして行った方が良いとアドバイスを受けたので
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08 ( 8)汗とぼやきと感動と・・・
第11番藤井寺から第12番焼山寺への道が「登り」の難所なら、窪川町の第37番岩本寺(いわもとじ)から足摺岬の第38番金剛福寺(こんごうふくじ)への区間は「長さ」の難所であろう。
 へんろ道保存協会編の地図では80.7キロ、実業の日本社刊「四国八十八ヵ所ひとりの旅」では88.5キロ、エス・ビー・シー出版の「四国霊場八十八ヵ寺巡り」では・・・・・・・・・

07 ( 7)弘法大師と「同行二人」

種間寺を打ち、吾南平野をさらに西へむかう。仁淀川大橋を渡ると土佐市。
 仁淀川堤防の道を上流にむかって歩く。高知自動車道の手前で左に折れるのだが、曲がるのが遅すぎたようで、集落の中で道に迷った。 畑仕事をしていた女性に・・・・・・・・・・・・・
06 ( 6)♪土佐の高知のはりまや橋で♪
2回目のお遍路に出て8日目だが、左足小指のマメの治療効果が現れ痛みが軽減して歩くのに随分と楽になった。 この日は高知市の町の中心部を縦断して歩いていると犬を2匹連れた老人にお茶の接待をしたいと持ちかけられた。この近所の方かと思ったが近くにワゴン車が停められ・・・・・・・・・・・
05 ( 5)防風林の薮の中に懐かしいグミの実が・・・

第25番・津照寺(シンショウジ)、第26番・金剛頂寺(コンゴウチョウジ)、第27番・神峰寺(コウノミネジ)と、春がすみの土佐湾に沿って国道55号線を西へ向かって歩く。神峰寺は標高600メートルの山中にある寺で寺への道は勾配がきつく幅も狭い。山道の最後の200メートルほどが「直っ縦(タテ)て・・・・・・・・・・・
04 ( 4)延べ550キロほど歩き続ける厳しい「修行の道場」へ
いよいよ今春は3週間の予定で昨年打ち終えた徳島県日和佐の23番札所を出発点として土佐の国・高知県の16札所を参り、菩提の道場である伊予の国・愛媛県の43番札所までの参拝を計画に組み入れての遍路行となった。 弘法大師が「空海」と名乗るきっかけとなった地・室戸岬・・・・・・・・・
03 ( 3)四国八十八ヵ寺・汗とぼやきと感動と

「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と遍路を泣かせた「阿波の三難所」。  昔の人は、編路道の険しさをそのようにランク付けをしたらしい。第二十番鶴林寺、第二十一番太龍寺の道は急坂できびしいことに変わりはないが、焼山寺にくらべれば辛さ、苦しさとも半分以下といえる。山頂ま・・・・・・・・・・、
02 ( 2)巨杉の深山に分け入る遍路ころがしの峠越え
果ては地獄か極楽か!旧遍路道には覚悟を試される難所がいくつも存在している。 第十一番霊場藤井寺から、標高938メートルの山腹に建つ第十二番霊場焼山寺への道のりは、歩き遍路の出会う最初の難所だ。きつい坂の登りが3度、急坂の下りが2度のアップダウンの・・・・・・・・・
01 ( 1)四国八十八ヵ寺・汗とぼやきと感動と・・
遍路先達の勧めで効率の良いJR高速バスに乗る事にして昨年の3月27日の午後11時30分に名古屋を出発。初めての夜行バスの旅となったが、その一週間前に参加した薄墨桜28キロメートルウォーキングで花粉症に罹ってしまった事も影響、リクライニングシートとはいえ寝返りも思うように・・・・・・・