第2回 お四国歩き遍路記   NO.1  徳島県日和佐より高知県室戸市へ入る          
3/23(木) 徳島県 日和佐にて <TOP> <BACK> <NEXT>

江南7:46・・・名古屋8:06  名古屋8:57・・のぞみ・・・新神戸10:04 
 新神戸10:35・・・徳島12:25 高速バス阿波エクスプレス  徳島13:31・・・日和佐15:24  宿泊:ホテル「千羽」

日和佐駅で白衣に着替え薬王寺へお参りする。本堂・大師堂を参り本堂右の男女厄坂と 呼ばれる61段の石段の右隅に1円玉を丁寧に一つづつ置き、家族と仲間の厄除けを祈願。上りきったところが瑜袛塔。 靴を脱いで入ると掃除をしているおばさんに出会う。中の階段を登っても良いかと聞くとOKの返事、上まで上って日和佐の海を見下ろす景観は最高であった。  100円を出して地下の戒壇巡りをした。客は私一人であり、真っ暗の中を壁伝いに進むと仄かな灯りの中に仏像が浮かびあがった。そしてさらに中へ、、、死への旅路の巻物などが多く陳列してあった。宿泊はホテル千羽、温泉入りたい放題で一泊二食7500円、かなりのご馳走で食べきれない量だが、、、テーブルを囲んで静岡の浅井さんと話がはづむ。私と同年で3度目のお遍路の由、四国病の一人だ。

薬王寺仁王門

瑜袛塔

戒壇巡り内の仏

戒壇巡り内菩薩

瑜袛塔より
大浜海岸を望む
3/24(金) 徳島県 牟岐町より鯖大師を経て海部町へ

晴れ 51988歩 36、39キロメートル 
・・・・海岸沿い風強し・・・・菅笠の心棒を折られやむを得ず傘を取って歩く・・・
 宿泊:料理民宿「はるる亭」

6時20分ホテル千羽を出る。横浜の女傑・倉田さんの速い足・・・国道55号を室戸岬に向けて短調なアスファルト歩行だ。牟岐の接待所に2番で到着する。旧へんろ道でトンネルを避け山へ登る道があると教えてもらい無論挑戦することにした。苦労して上りきった頂上から見事に太平洋が開けて見え感動する。旧へんろ道へ入った為、ホテル千羽で一緒だった浅井さんとも別れ皆さんより1時間以上掛けて又国道55号に出る。北海道から来た二人連れに会うが、2年前自転車で駆け抜けた道をこれが最後と思って60日の予定でユックリ廻ろうと思うと言っていた。  16時に予約していた宍喰の民宿「はるる亭」に到着。ここも温泉が引けており二日間連ちゃんの温泉でツイテいる。料理・仕出しの得意な民宿であり、夕食はゴージャス、、、何故かお遍路は私一人・・・一階も二階も宴会が入っており大盛会だ。一週間前の予約で運良く泊れたのだが、遍路仲間が居ないのはやはり寂しい。

旧へんろ道

太平洋を望む

番外寺、鯖大師

鯖大師内
八十八カ所巡り

鯖大師内仏像
3/25(土) 宍喰町を過ぎるとイヨイヨ高知県室戸市へ入る

晴れ 44682歩 31、27キロメートル                         宿泊:民宿「ロッジおざき」

昨日の強風で菅笠が壊れてしまったのでコンビニで瞬間接着剤を手に入れ手当てをしたがうまく接着できず一日中傘ナシでの歩きとなったため、潮風にも影響され可なりの日焼けとなったようで、肌がヒリヒリする。黙々と長く続く海岸沿いを歩く事になるが、途中レストランも自動販売機も無いと聞いていたので、はるる亭近くのコンビニでおにぎりとお茶を買い求める。宍喰温泉で泊った浅井さんが追いついてきた。ホテルのツインルームでの宿泊で気分は良かったが食事は別途料金の為かえって高いものについたとこぼしていた。以後抜きつ抜かれつマイペースでのウォーキングを志したが私自身はまだ二日目でも有り、元気一杯で余裕綽々である。太平洋の荒波が岩にぶつかり砕ける海岸に下り一人昼食をとる。その後先への不安もありツイツイ急ぎ足になってしまっていた様で、民宿「ロッジおざき」には午後2時半に着いてしまった。ここはあの民主党の管さんも宿泊しており、遍路仲間では女将、若女将がとても親切で有名な民宿であったため、さすが部屋は満室であった。ここでは多くの出会いが待っていた。

川崎市の堀江さん・・・この人とは不思議と宿泊先が重なり一日は相部屋という事も有り今回の遍路旅に欠かせない人となった。
刈谷市の八木さん・・・同じ愛知県同士ということで親しく話をさせて頂いた。
北海道の高橋さん・・・足のマメをつぶして痛がっていたので、応急手当をして差し上げたハリキリ過ぎの女性、翌日からは痛みの為歩きを中断し乗り物を利用、痛みが軽減してきたら改めて歩き遍路に挑戦と言っていたが???。
大阪の古市さん・・・スキンヘッドの張り切りおじさんで足が速い。
・・・・・そして、、、昨年「通し」で結願され絵手紙や寄稿された遍路記録などを掲載された雑誌を送っていただいた西向さんの「おとづれ帳」として部屋に備え付けられた手記に出会い感動を覚えた。初日二日間は花粉症マスクを使わず歩いた為、鼻づまりで熟睡できていない。


いよいよ高知の海

菩薩像より海を臨む

番外寺 東洋大師

派手な表

打ち寄せる波